Room of the sun.


『埋葬』


   〔まるで眠っている様な安らかな顔〕
その日のうちに、宣教師の女性から連絡がありました。                       

異例の事だそうですが、教会の隣にある責任者の方の家のお庭に
埋葬して下さると言って下さったそうです。
私達は信者ではないので、その敷地内に入る事が出来ない為、
私達が行く事の出来るお寺に埋葬をし、私達と一緒であれば、彼女達もそこへお祈りをしに
行っても良いという寛大なお話もあったという事でしたが、辞退しました。
もともとSunを見つけ、保護したのは彼女達ですし、私達は確かに看病しましたが、
毎日会いに行く事など出来ないと思い、教会にお願いするのが一番良いと判断したのです。

私達には、本当に短い時間でしたが、Sunと過ごしたという事実がありますし、
これからも忘れる事はないでしょう。
お墓に行けなくなっても、Sunが幸せあってくれる事を祈る事は出来ます。

翌日、Sunを引き取りに来るとの事だったので、いつも以上に身体をキレイに拭いてあげ、
新品の白いタオル2枚でくるんであげました。
そして、箱の中に収め、気温でSunが傷まない様に保冷剤を沢山入れておきました。

<9月15日(水)>
朝、宣教師の二人がSunを引き取りに来ました。

私達は一緒に行くわけにはいきませんので、その場で皆でお祈りをし、
保冷剤を取り出し、箱ごとSunを渡しました。

午後、無事Sunの埋葬が終わったとの連絡が入りました。
これでSunは天国へ行った事でしょう。
そして、元気に走り回っている事でしょう。

突然やってきて、あっという間に逝ってしまったSun。
私達は、改めて命について考えさせられ、ますます仔猫を捨てないで欲しい、避妊・去勢・
ワクチン等をキチンとし、生涯愛情を持って飼って欲しいと強く願っています。

我が家に来てくれて、ありがとう ”Sun”                  終


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