Room of the sun.


『初日』

<9月11日(土)>                                                             

夜、一本の電話がかかって来ました。
相手は宣教師の女性の方で、頭部に怪我をした仔猫を保護したとの事。
環境的に自分たちで世話をする事が無理な為、
長時間引き取ってもらえるお宅を探していたそうです。
何処へ行っても断られ、途方に暮れていた所、
たまたまペットクリニックの掲示板に貼ってあった里親募集のポスターを見つけ、
連絡してみたと言うのです。
もちろん、すぐに連れて来るように伝え、2人の女性がその仔猫を連れてやってきました。

その仔猫は、すでにグッタリしており、痩せ細って何日も食べていないのがすぐに分かりました。

鳴き声さえあげず、苦しそうなうなり声をただただ発しているだけでした。
とにかく、我が家で預かる事にし、その宣教師さんたちは「出来るだけ様子を見に来る」
という言葉を残して帰られました。


まず、エサを与えてみましたが食べる力がない様なので、薬用の注射器を使って水を飲ませました。
トイレにも入れてみましたが、うまく立つ事が出来ない為、排泄も無理でした。
仕方がないので、ペットシーツを敷いたキャリーバッグに寝かせて、
翌日ペットクリニックへ連れて行く事にしました。


頭部の怪我は、かさぶたになっていましたが、かなり酷い傷を受けている様でした。
うなり始めると、身体の向きを変えてあげたり、水をあげたり、
排泄したシーツを取り替えたり、30分置きぐらいに世話をして一晩過ごしました。

     〔初めてうちに来た日のSun〕


BACK       NEXT








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送